(趣旨)
第1条 この規約は、学校法人函館ラ・サール学園(以下、「本学園」という。)の施設であるラグビー人工芝グラウンド(以下、「グラウンド」という。)を、教育・研究又は学校行事等に支障のない範囲で、学外者等に貸出しを行う場合に必要な事項を定める。

(利用者の資格)
第2条 グラウンドを利用することのできる個人及び団体は、次の各号に該当する場合とする。
(1) 函館ラ・サール中学校・高等学校の授業・学校行事で利用するとき。
(2) 函館ラ・サール中学校・高等学校ラグビー部(以下、「ラグビー部」という。)及びラグビー部の所属部員・指導者などが利用するとき。
(3) ラグビー部と合同練習、試合するとき。
(4) ラグビー部の管理するイベント等において、イベント責任者の元で利用するとき。
(5) 各種団体や個人(本条第2号を除く本学園に所属するものも含む)が、本規約に沿って事前予約の成立により利用するとき。
(6) その他ラグビー部が特に認めるとき。
2. 本条第1~6号に該当しない利用があった場合、本学園と協議の上、以降その団体・個人の利用を禁ずる場合がある。


(利用の申し込み)
第3条 前条第1~4号において、申請は不要とする。
2. 前条第1号による利用を優先とする。ラグビー部は本学園と協議のもと、優先的に前条第2~4号による利用時間を確保し、ひと月ごとにラグビー部ホームページ(以下、「HP」という)内にて公開する。また、公開した後であっても、ラグビー部は前条第5号の利用に影響のないよう協議の上で利用時間の変更・追加ができる。
3. 前条第5号においては、スケジュールが公開された後、利用日の前月25日までにHP内申請フォームより利用を申し込み、ラグビー部の許可を得なければならない。利用時間は1時間単位とする。初回の申し込みについては、20歳以上である利用代表者の本人確認書類の写しを提出すること。但し、本学園所属のものが利用代表者である場合に限り、本人確認書類の提出は不要とする。

(利用権利の譲渡の禁止)
第4条 グラウンド利用の許可を得て利用する者は、利用の目的を許可なく変更し、又は利用の権利を第三者に譲渡し、もしくは転貸してはならない。

(利用許可の取り消し)
第5条 次の号のいずれかに該当するとき、もしくはおそれのあるときは、ラグビー部は利用者に対して利用の取り消し、中止、変更又は制限をすることができる。
(1) 利用目的に反したとき
(2) 管理上または運営上不適当と認めたとき
(3) 期限までに利用料金が支払われなかったとき
(4) その他、本規約に定める条項に反したとき
2. 前項の許可の取り消し等により生じる損失については、ラグビー部及び本学園はその責任を負わないものとする。

(利用者の準備、変更等)
第6条 利用者は、準備・片付けなどを含めた時間を利用時間として申請しなければならない。
2. 利用者が利用許可を受けた後にキャンセルする場合は、前日までに申し出なければならない。

(利用料金・支払いについて)
第7条 第2条第5号においては1時間当たり1000円(消費税込み)の施設利用料を支払うものとする。これはラグビー部の管理する人工芝張替え積立金に加えられる。
2. 照明を使用する場合、別途、1利用あたり500円(消費税込み)の照明使用料を支払うものとする。その他の場合には別途学園と協議する。
3. 第2条第1~4号においては、施設利用料及び照明使用料共に無料とする。
4. 第2条第6号においては、第2条第5号においては利用者とラグビー部の協議により決定する。
5. 料金の支払いについては、利用時にラグビー部へ現金にて支払う。定期利用が見込まれる場合は、別途ラグビー部との協議により、前払いへ変更ができる。前払いの場合には、月毎の合計金額を利用前月末までに支払うものとする。
6. キャンセルとなった場合は全額返金となるが、前日までの申請がなかった場合返金は行われない。
7. 雨天時等でグラウンドの使用ができないとラグビー部が判断した場合全額返金する。尚、それによって生じる損失については、ラグビー部及び本学園はその責任を負わないものとする。

(利用者の遵守事項)
第8条 利用者は、次の号に掲げる事項について遵守しなければならない。
(1) グラウンド内は禁煙(電子タバコ含む)、飲食禁止。但し、水分補給のための飲水は許可する。また、飲食に関しては事前協議のもと許可する場合がある。
(2) 火器・危険物の持ち込みを禁ずる。
(3) 貴重品や所有物に関しては各自管理する。盗難等について、ラグビー部及び本学園はその責任を一切負わない。
(4) グラウンドを傷める行為を禁ずる。
(5) 故意に防球ネットにボールを蹴る、投げる行為を禁止する。
(6) 大声や音響等は近隣住民への支障をきたさないようにする。
(7) 利用する道具は各自で用意すること。第2条第1号及び第5号においては、ラグビー部の設備・備品を使用することはできない。
(8) 照明や電気機器類の使用は事前にラグビー部若しくは本学園に申請を行うこととする。
(9) 利用後は、利用者が整備及び清掃を行うこととする。
(10) 利用の際に出た廃棄物・ゴミ類は利用者側において持ち帰る。
(11) 設備等を破損又は滅失したときは、すみやかに連絡することとする。
(12) 利用者が作成する案内に、ラグビー部の許可なく本学園の住所、電話番号等やグラウンドの写真・動画などを記載しないこと。
(13) グラウンド内への自転車や自動車等の乗り入れはできない。
(14) 駐車・駐輪は本学園内の然るべき場所を利用し、移動を求められた際には迅速に対応すること。
(15) 利用中やそのための移動等で発生した事故などについて、ラグビー部及び本学園では責任を負わないこととする。
(16) ラグビー部の許可なくポスターの貼付、ビラの配布、横断幕、懸垂幕の掲揚等は行えない。営利活動もしくはそれに準ずる活動は本学園の許可なく行うことはできない。
(17) SNS等への写真の掲載については、周辺住居や他利用者のプライバシーに配慮して行うこととする。営利目的の撮影は本学園の許可なく行うことはできない。
(18) テントなどを使用する場合はラグビー部の許可のもとで使用すること。
(19) その他、ラグビー部及び本学園の指示に従うこととする。
2. 利用者は、前項を遵守するほか、特に火災・盗難の防止、その他規律・秩序を乱す恐れがある者に対する入場の許否、またはこれらに万全を期すために必要に応じた十分な整理員の配置等の措置を講じなければならない。

(利用者の原状回復義務)
第9条 利用者が、利用後に原状を回復する義務を履行しないときは、事前協議のもとラグビー部が利用者に代わり原状回復する。この場合において利用者はその経費を負担しなければならない。
2. 利用後に原状を回復する義務を履行しないときは、以降の利用を制限する場合がある。

(損害賠償)
第10条 利用者は、グラウンド又は設備を損傷し、または滅失したときは、その損害に相当する金額を損害賠償としてラグビー部に支払わなければならない。但し、利用者がグラウンド又は設備を原形に回復した場合は、この限りではない。

2023年9月1日施行
函館ラ・サール中学校・高等学校 校長 齋藤瑞木